本の初めに出ているプロローグには韓国語の仕組みについて
簡単に纏めていて基礎がちゃんと揃っていていいと思います。
ただし、内容の順番が少し残念でした。ハングルの表が一番基本だと思いますが、一番後ろにありました。
そして、後ろ側にある表は実際には使わない文字がほとんどなので無い方がいいかもしれませんね。
ただ、書くときにこういうものになるんだよと解らせる役割です。
そして、バッチムがない場合の単語があまり載せてないので初めて韓国語を勉強される方は
他の本でバッチムがない簡単な単語を勉強してからの方がいいですね。
プロローグが終わったら主題によってひたすらフレーズが書いてあります。
例えば“개인실 있어요?”(個室ありますか?)
その下には韓国で実際いつどこでどういう状況で使われるフレーズなのか説明があります。
文章は凄くぎこちなくはないですが、やはり日本人の著者だからなのか小さな残念な日本語らしいところ(?)教科書的なところはありました。
例えば、“승기씨의 노래를 매일 듣고 있어요”“소녀시대의 노래는 저에게 큰 힘이 돼요”よりは
“승기씨 노래를 매일 듣고 있어요”“소녀시대 노래는 저에게 큰 힘이 돼요”の方がもっと自然ですね。
この文章を分析してどんな文法が使われているか、文法的な規則はどうなのかは教えないので
本格的に勉強をする時よりは韓国旅行に行く飛行機の中で軽く読むならいいと思います。
基礎が整えている方で色々な文法は勉強して来たが、スラスラ会話できない方にオススメです。
読む練習の為にまずは意味を考えずに早く読む練習をしましょう。
何回も繰り返し早く読むのに集中しながら自然と意味もわかりそうになるので、
そこで本当に意味が分からなくて気になったら意味をちゃんと見てみましょう。
新星出版社 (2013-01-09)
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